糖尿病の新薬が効果をあげています
2011年09月10日
昨年から2型糖尿病治療のための新薬がいろいろと出ています。多くは小腸から出されるGLP-1というホルモンを応用してつくられた新しい作用機序のお薬です。食事などで血糖が高くなったときにインスリンを増やして血糖を下げるので、単独では低血糖になりづらいです。飲み薬としてはグラクティブ(ジャヌビア)とネシーナ・エクアが出され当院でも多くの患者さんに処方し効果をあげています。注射薬としてはビクトーザとバイエッタという薬が飲み薬以上の効果をあげています。1日1-2回の注射で、食欲を(比較的)抑え、体重が増えにくく、食欲がおさえられない患者さんに効果が期待できます。当院でもビクトーザ・バイエッタをはじめていますが、満腹感が得やすく体重が減り血糖コントロールが改善した方が多く、患者さんの満足度が高いです。現状の治療でうまくいかず、これらに新薬を考えてみようと思われる糖尿病の方は当院を受診してご相談ください。